2024年3月27日水曜日

東京芸大 工芸科合格者 6年連続1位!

 


今年も東京芸術大学の結果が出ました。

合格した皆さんおめでとうございます!!!!








合格体験記も紹介されています!










2022年10月24日月曜日

すいどーばた工芸科 Work Shop 開催です!




2022 11/13 sun
2022 11/20 sun

高校1、2年生を対象に
すいどーばた美術学院工芸科主催の
ワークショップが開催されます


素材に直に触れながら
工芸の楽しさを実体験します

工芸の6専攻の中から
一つ選択し
各担当講師の指導のもと制作し
自分の作品を作り上げていきます

「彫金」
銀線で作るシルバーリング

「鍛金」
叩いて作ろう真鍮スプーン

「鋳金」
錫で作るアクセサリー置き小皿

「漆芸」
漆で絵付けオリジナル箸

「陶芸」
誰かに捧げる器を作る

「染織」
藍抜染のトートバック


工芸の楽しさを
制作をしながら実感してみてください!












 

2022年9月16日金曜日

漆作家 中居端菜子 個展

漆のアーティスト
中居端菜子さんの個展です


色漆を使った
色彩豊かな作品がとても新鮮です



身近な果物をモチーフに
その色彩を色漆で表現しています


オレンジの断面
切り立ての新鮮さを螺鈿で際立たせています


葡萄の螺鈿使いも秀逸です


スイカの表面はマットに仕上げて
スイカの質感をらしく引き出しています


かじった形がアクセントとして効いてます


果物だけでなく
さまざまな植物もいて
目と心を楽しませてくれます


サボテン


近寄って見えてくる模様が豊かで
見飽きません



双葉かな?


表面のレリーフ装飾が
可愛らしいですね


入口にも
サボテンがいました!

色漆を使ったさまざまな技法が
モチーフの形態と相まって
親しみやすくもありながら
新しい表情を見せてくれて
見るものを引き込みます



10/24まで
GALLERY
SEKIRYU
で開催中です!!



































2022年8月19日金曜日

夏季講習会 平面構成デモスト エスキースから完成まで ①

夏季講習会 中期
平面構成のデモストも行われました!
最近の芸大工芸の傾向を踏まえ
イメージ構成です。


テーマは「対比」

各自が設定した対比のテーマを
画面枠を2つ設けながら1つの画面にまとめて
表現していきます。

今回はエスキースも含め
発想から画面への展開も見せてもらいました。

案出し
今回の課題は
与えられたモチーフを利用しながらの
イメージ構成です。
構成のパターンを幾つか出し
最終稿に大まかな色のせまでしています。


「暖かい 冷たい」
をテーマに選びました。

上段の2つの画面がそれぞれのイメージ
下段の大きい画面が
それらを組み合わせた最終的な画面のエスキースです。

確実で破綻のない画面作りです。
エスキースの段階で
ここまで具体的に画面設定が決まっていると
安心して
本画面に進められると思います。



下書き
選ばれた線が綺麗です。


ベーストーンに入ります。
暖色・寒色を用いて
にじみ・ぼかし表現で
「暖かい 冷たい」を表していきます。


見せ場であるアクリル球の質感で
見え方の基準を作りながら
全体を進めていきます。


空間設定を確認しながら
描写とマチエールのバランスを見ています。
重なりの影も表現されて
空間が見やすくなってきました。


しゅろ縄の描写を進めて
画面空間に緊張感を持たせます。


画面全体を見ながら
描写や色味を調整して完成です!!


とても見やすい画面になりました。
作業も全く「ブレ」や「迷い」がありませんでした。
エスキースの段階で
しっかり道筋ができていたのが
良い結果につながったのだと思います。


平面構成は
道筋を決めずに見切り発車してしまうと
「こんなはずじゃなかった」
「もっといいアイデアがあったのに」
「そもそも課題にきちんと答えられているのか」
等々
迷って、手が止まりがちです。

それを防ぐために
最初のエスキースは
とても重要なのです。

時間をかけ過ぎずに
良いエスキースをしましょう!












2022年8月15日月曜日

講習会 中期 デッサン・デモスト

 


講習会 中期
芸大1年生にデッサンのデモストを
行なってもらいました。

今回のセットは
ヘルメス背面にチグリス顔面と
難易度はかなり高めです。

しかもセット正面!

この難しいセットを
どのように描いてくれたでしょうか。

構図
構造
関係
を意識した描き出しです。

トーンも利用しながら
2つの関係を描き出しています。
部分的な明暗関係でなく
大きな形態を捉えた明暗を置いてます。

日なたと日陰の変わり目を強めて
光の方向がより明快になってきました。

擦りが入りました。
影側の質感が増えて
ベースのトーンが安定してきます。

ベーストーンを手がかりに
光側の描き起こしが進みます。

光側の描き起こしを基準にして
さらに
影側のベーストーンを調整します。

そして再度
光側の描き起こし。
これを繰り返します。

手前影側を描き起こす。

手前を基準に
奥のヘルメスを描き起こします。

全体の見え方
遠目の印象を確認
調整して完成!

しっかり描き込みのある
迫力のあるデッサンです。

積極的に
描き込みをしながらバランスを取る
心地よいデッサンでした。

形どりに慎重になりすぎて
デッサンが進まない人たちには
とても参考になったと思います。


























2022年7月21日木曜日

夏季講習会 夜間デモスト動画です




夏季講習会が始まっています。
夜間デッサンでは
学生講師がヘルメスの初動を実演してくれました。



デスケールの印付けから
構図の取り方
形どりの手順など
きめ細かく解説してくれました。

離れて確認
離しながらの手なおし
その回数と時間が
とにかく多いです!




平面的な位置を決めすぎずに
形のポイントを押さえていきます。

日向と日陰
量感の稜線
遠と近
1つのことだけでなく
いろいろな視点で
像の全体感を掴んでいきます。




夏季講習会では
これからもデモストの実演が
たくさん行われる予定です!!























2022年7月17日日曜日

石膏像に色光を当てました

普段アトリエでデッサンしている石膏像には
様々な方向から光が当たっていて
陰影の見え方が複雑です。

どこからの光が
どれくらいの強さで
どこに当たっているのか
見ていて混乱してしまう事も
屡々起こります。

そこで
薄暗いアトリエで
光源を2つに絞り
光源の方向が分かりやすいように
赤と緑で色分けしてみました。

左右からの光が
それぞれ
どこに当たっているか
とても明快です!


赤の光をメインの光源としたら
緑の光が反射光の設定となります。
赤でも緑でもない
黒の調子がたまる箇所は
「日なた」と「日陰」の境です。

デッサンするときに意識しながら描き分ける
箇所ですね。




片方ずつ当てた見え方
これは普段見ている状況に近いです。

メインの光源に対して
どこに光が
どのくらいの強さで当たるのか
その観察と理解が
深まります。



下からの光
下面の再確認ができます。



全てのものは
光が当たることで見えてきます。

普段見えているものが
どのような光を浴びているのか

対象物に
普段と違う光を当てて
その対象物が
どのような形を有しているのか

それらを再確認し
「光と形の関係」に思いを馳せるのは
とても有意義なことだと思います。